この記事は、
西郷どん 第3話「子どもは国の宝」感想・実況の6ページ目です。
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お由羅騒動
久光が斉興の元へ慌てて駆け込んだ。
「調所が死んだちゅうとはほんのこっでございもすか!?」
すると、傍らの由羅が口を挟んだ。
「死んだのではない。殺されたんですよ!」
「殺された!?だいにでございもすか!」
「斉彬が幕府の力を借りて調所を追い詰めたとじゃ!」
これが斉興サイドの見解だった。
「あなたの兄上はそういう御方です。あなたがご名代に選ばれたのを根に持っていよいよ本性を出したまで」
「家中には斉彬を担ごうちする不忠の者どもが目に余っど!」
「その上斉彬殿のお子を、私が呪い殺しているとまで言うやからがいるのです」
そして、由羅は悲劇のヒロインを演じた。
「あらぬ疑いをかけられて…いつか私はあの者どもに斬られて死ぬと思うと…!」
そう言って涙を流す由羅を息子である久光は宥めた。
「母上!母上はこんおいがお守り致しもす」
そして、斉興が宣言した。
「根こそぎそん者どもを処罰すっとじゃ!」
こうして、斉彬派と思われる者たちが次々と処罰されていった。これが世に言うお由羅騒動であった。
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お由羅騒動の波紋
お由羅騒動の噂は広まった。
吉之助の家には、大山をはじめ郷中の仲間が集まっていた。
真っ暗な部屋の中、そこにいた者達は声をひそめ口々に意見を言った。
「お由羅様の暗殺をたくらんだっちゅうて密告した者がおっそうじゃ。じゃっで殿が激怒されて鉄鎚を下されたんじゃな」
有馬新七や村田新八も続いた。
有馬「お由羅を殺さんにゃいかんちおいたちも半分ざれ言で言うちょったが」
新八「こいからはうかつな口はきけんど」
有馬は興奮した。
「じゃっどん家中の大切な方々がこげん亡くなっていっとは許せん!あん腹黒か妾のせいで!」
「シッ!有馬さぁ」
そんな時、吉之助の父・吉兵衛が家に戻った。
吉二郎と吉之助は部屋を出た。
「父上お帰りなさいもんせ」
ところが、吉兵衛は無反応で、表情を失っている。
「父上?」
吉兵衛は一口水を飲み、心を落ち着かせた。
「父上ないがあったとでごわすか?」
すると、吉兵衛は打って変わり声を張り上げた。
「おはんらよう聞け!」
「赤山様にな…切腹の御沙汰が下った」
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西郷どん 第3話「子どもは国の宝」感想
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