西郷どん 第29話の見どころ
この記事は、西郷どん 第29話の実況・感想まとめです。
今回の西郷どんは吉之助が3度目の嫁取りをする様子が描かれました。
長州征伐でその名を轟かせた吉之助。1年ぶりに薩摩へ戻ると、方々から嫁取りのプレッシャーがかかりました。
そんな中、引き合わされたのが、旧知の仲である糸。 彼女は一度は結婚していたものの、子宝に恵まれず離縁していたのです。
そのため吉之助がプロポーズするも「自分はふさわしくない」と身を引くのですが・・・吉之助と糸はどのように結ばれるのか?西郷どん 第29話の実況・感想まとめをご覧ください。
※これまでの感想・実況まとめは、コチラ → 西郷どん 感想まとめ
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西郷どん 第29話の実況と感想
前回のあらすじ
禁門の変で大勝を収めた幕府側薩摩軍。
一段落かと思いきや、一橋慶喜は弱り目の長州を徹底的に叩きのめすことを指示した。
そこで実質的な指揮権を与えたれた吉之助は、見事に立ち回り長州から降伏を取り付ける。
ところが、この働きを認めない男がいた。
それは一橋慶喜だった。
あくまでも長州軍を叩くことを望んだ慶喜。
彼は吉之助のやり方に激怒し、切腹を迫る。これに対し、吉之助は慶喜の目前に短刀を突き刺す。
かくして2人は決別することとなったのだった。
薩摩へ帰郷
一橋慶喜と決別した吉之助であったが、1年ぶりに帰郷すると、長州征伐での活躍ぶりが薩摩中に広がっていた。
以前の上司である井之上でさえ、西郷様と呼ぶほどであった。そして、城へ登ると、たいそう褒められたのだった。
茂久「よう無事に戻った西郷」
「はっ」
茂久「お主の事を耳にする度我が事のようにうれしく思うぞ西郷」
「ははっ」
「これで我ら薩摩の申す事に幕府も耳を傾けざるをえない」
「そうでございますな?父上」
吉之助が大嫌いな久光は面白くなさそうな顔をしている。
茂久「父上からも西郷にお褒めの言葉を」
久光「(渋々)大儀であった」
「ありがたきお言葉光栄至極に存じもす」
久光さえも認めざるを得ない吉之助の活躍だった。
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一蔵を口説く吉之助
ところが、周囲の歓迎ムードの中、吉之助は一人先を見据えていた。
吉之助はその思いを一蔵へぶつけたのだった。
吉之助「一蔵どんに聞いてほしかこっがある」
「もう幕府に日本国を任せてはおけん」
一蔵「なんち?」
「こんままじゃったら日本国は異国ではなく幕府に滅ぼされてしまう」
「こげなとこでないを言いだすっとじゃ!」
「おいはこん目で見てきた」
「あの華やかな京の都が無残な焼け野原になったとじゃ」
「長州征伐も徳川の脅威となる薩摩と長州を戦わせ弱らせ潰してしまおうち…」
吉之助は一橋慶喜との一件を離した。
一蔵「幕府が守りたいのは徳川家だけっちゅう事か」
吉之助「そいが一橋慶喜公の考えじゃ」
「日本国はおいたちが守らんにゃならん」
「そげな幕府なら潰すしかなか」
「ちょっ待たんか吉之助さぁ。おはんも聞いちょったどが」
「殿は薩摩が幕府の政に加わる事を願っておられる」
「国父様も同じじゃ。幕府を潰そうちだいも考えちょらん」
「そげなこつは分かっちょ!」
「じゃっでこげんしておはんに話しちょっとじゃ。日本を変えるには薩摩を変えねばならん。おはんの力を貸してくいやい!」
熱烈に一蔵を口説く吉之助であったが、一蔵の答えは『No』だった。
「一度は地の底に落ちた薩摩をせっかくここまで立て直したんじゃ」
「そいを全て水の泡にせえっちゅうのか?」
そして
「おいはついていけん」
吉之助の考えは一蔵には到底理解し難いものであった。
そして、説得が不調に終わると、吉之助は川へ入り、子どもたちと鰻捕りを始めた。
その様子を糸が橋の上から見つめていたのだった。

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