TOP

今回は、大阪・高槻の介護疲れによる殺人事件を取り上げます。

介護

6日、大阪府高槻市で、寝たきりの夫(76)に食事を与えず殺害をしたとして、妻の73歳の女性が逮捕されたというニュースが報じられました。

タイトルからは、まるで残忍な虐待事件の印象を受けますが、記事内容を確認すると、老老介護の末に起きた悲しい事件だったことが読み取れます。

妻の供述内容は、

「介護に疲れ、死んでもいいと思って食事を与えなかった」
「夫は認知症で、昨年から寝たきりになり、1人で介護していた」

と報じられ、介護によって、彼女が精神的にどれほど追い詰められていたのかが、伝わってきます。


この事件は、

妻が高槻署を訪れ、自首したことで
殺害容疑で逮捕となっています。

しかし、

例え法律上は殺人であっても、
心情的にはとても殺人とは思えない事件

このニュースについて考えました。

スポンサーリンク

老老介護の末の餓死

今回報じられたニュースから明らかになっているポイントは、

  • 夫(76)、妻(73)の老老介護
  • 妻は清掃のアルバイトをしていた
  • 夫は認知症

ということです。

一般的に介護疲れは、介護による疲労が蓄積して疲れ切った状態をいいます。

「負担」は、経済的なもの、精神的なもの、肉体的なものなどがあると言われますが、ニュースで明らかになっているポイントから、すべてのタイプの負担が彼女に覆いかぶさっていたことが考えられます。

このような点から彼女が『介護疲れ』を起こしていたことは明らかです。


なかでも、
73歳という高齢にも関わらず、職業が清掃アルバイトとなっている点については、多くの方達が注目しました。

どういったレベルで働いていたのかは明らかになっていませんが、仮に日に3時間程度のバイトであったとしても、73歳の高齢者が介護を行いながら働くのは、肉体的に限界だったのではないでしょうか?

我が身に置き換えたとき、
子育てでさえ、思い通りにいかずストレスが溜まります。

しかし、それでも夫婦で負担をシェアでき、子どもが育っていく「未来」を実感できます。

それと較べ、彼女が置かれた状況に思いを巡らせると・・・
想像を超えたストレスが彼女にかかっていたことが容易に想像できます。

彼女の行為は罪に問われることになりますが、責られる人はいません。

スポンサーリンク

まとめ

今回の事件について、
ネット上では様々な意見が飛び交っています。

貧困問題、認知症、老老介護、行政サービス…

トピックの多さを見ても、いかに複雑な問題かが伺えます。

このことから分かるように、

「こうすれば解決!」

という1つの答えを出すことが出来る問題ではありませんし、人によって状況が異なると言えます。


これから直面するさらに逼迫した大介護時代。

より多くのアイディアと、地域、家族の連携が求められることになるのは間違いなさそうです。

スポンサーリンク