がんセンターが発表

もし、がんが見つかったら?

自分や、身近な人に癌が発覚した時
「少しでも良い治療を受けられる病院を選びたい」

そう考えるものだと思います。

今まさにその状況にある人は
必見のニュースが発表されました。

9日、国立がん研究センターは
がんの「5年相対生存率」の
全国188の病院別データを初めて公表したのです。


これにより、
病院によってどの癌に強いのか?

といった特徴を知ることが
出来るようになりました。

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5年相対生存率とは?

小林麻央さんをはじめ
多くの有名人が
ガンとの闘病を告白したことで

5年生存率という言葉を
耳にすることが増えたかと思います。

この5年生存率とは、

「病気と診断された患者さんたちが、
 5年後に何%生存しているか」


ということを示すデータです。

つまり、100人の肺がん患者が
5年後、70人生存していれば、5年生存率は70%ということです。

一方、5年相対生存率は
肺がんになった60歳の日本人100人(男女比 1:1)が
5年後に何人生存しているかを、
大腸がんになっていない60歳の日本人
100人(男女比 1:1)のグループが生存している人数と
比べてどれくらい少ないか、といった計算をするデータです。

なぜ、こんなややこしいことを
するのかと言うと

癌以外の理由で亡くなった時
その人達の数字もデータに反映すると

「癌が原因でどれだけの人が亡くなるのか」
が正確につかめなくなるからです。

それを防ぐために
5年相対生存率をがん患者が治療によってどの程度救えるかを示すデータとして使うのです。

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データの評価は?

今回発表されたデータは、

2008年にがんと診断された人で、
全国の「がん診療連携拠点病院」など425病院のうち、患者の生死を90%以上把握している209病院の21万4469症例を分析

参考:headlines.yahoo.co.jp

このうち、公表に応じた188病院が個別データです。

また、国立がん研究センターの
若尾文彦・がん対策情報センター長は

病院別の生存率の公表は、
患者団体からの要望に基づくものとし

「患者さんの病院選択に資するものにはまだなっていない」としながらも
「病院ごとにどういう患者さんが多いのか、それによってどのような治療成績が出ているのか参考にしてもらえるものが出せた」

参考:headlines.yahoo.co.jp


という所感を述べています。

かなり微妙なニュアンスですが
こういうことだと思います。

このデータを基に
がん治療の病院ランキング表を作ったりするのはバカげている

しかし、病院選びの1つの基準として
利用するには役立つ

といったところではないでしょうか?

5年相対生存率のデータはドコにある?

今回発表されたデータは
下記リンクにあります。

http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv.html

リンク先へ飛ぶと、PDF形式で
ファイルがリスト化されています。

かなり膨大なデータですが
データ公表に関しての詳細な意図や、集計方法などが記されています。

まとめ

今回のデータ発表は、
思い切った英断と言えます。

やもすれば、
病院の成績表と取られかねないデータと言えます。

そんなナイーブな問題に
切り込んだことに対して

我々は、公表意図にある
『治療に対する透明性の確保、
そして、拠点病院全体として責任をもって取り組んでいる意気込み』
を受け取りつつ

短絡的にデータを扱わない慎重さが求められると思います。

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