わろてんか 第91話のネタバレな見どころ
今日のわろてんかは、団吾のラジオ出演の様子と、風太・おトキの恋の行方が描かれました。
風太の妨害をかわし、ラジオに出演した団吾。
江戸落語の「死神」を披露します。
そして、その放送をもって
藤吉への熱いメッセージを送ったのでした。
しかも、宣伝も忘れなかった団吾。
100点満点の回答は、新時代の到来を告げるに、充分な説得力を持っていたのでした。
そしてそれは、完敗に打ちひしがれた風太に
新しいチャレンジをさせる変化ももたらした・・・というあらすじでした。
毎週、問題が解決する土曜日のわろてんか。
今日の放送は一体どんな展開となったのか?
あらすじ&感想の実況まとめをご覧ください。
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わろてんか 第91話 あらすじ感想まとめ
前回のあらすじ
風太は、月の井団吾のラジオ出演を止めようと躍起になっていた。
ところが、風鳥亭の従業員をラジオ局に張らせるも団吾は現れない。
そして、番組は予定通り放送された。
実は団吾、大阪ではなく京都のラジオ局から放送する手に出たのだ。
鮮やかな団吾の手口に風太を除くメンバーは感心さえするほどだった。
一方、病から目覚めた藤吉。
当初はラジオ出演に反対の立場をとっていたが、
団吾との会話や万丈目の言葉から、心変わりを始めていた。
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団吾の死神
ラジオ局のスタジオ。高座のセットが組まれ、寄席さながらの格好で団吾は語った。明かりは燭台のロウソクだけだった。
「何より怖いいうたら死ぬ事でんな」
「ホンマに魂抜いてきよりますのが死神っちゅう奴でして…。なんとも縁起の悪い噺におつきあい頂きます。ここに1人死神に取り憑かれた男がおりまして借金で首が回らんようになったこのどうしようもない男」
ラジオの団吾は『死神』を始めた。
『ああ金のないのは首のないのと同じや。もうこうなったら死んでしまうよりしかたないわ』
『おいおい』『だ…誰や?あんた』
『わしゃ死神や』『死神?あっお前わしをあの世に連れに来たんやな?急に死にとなったんはお前のせいやな!』
『そうやない藤吉。お前にはまだ寿命がある。勝手に死なれたら困るさかい出てきたんや』
『そやかて金がなかったら死ななしゃあないやないかい』
ラジオを聞いていた風鳥亭の関係者全員が驚いた。
「藤吉!? 藤吉言うたで!」
すると、万丈目が演目に気付いた。
「これ東京落語の『死神』や」
トキ「東京の?」「うん」
「甲斐性なしの男が死のうとしてたら『まだ寿命がある』言うて死神に助けてもろて金儲けするっちゅう噺や」
死んで花が咲くかいな~
『お前医者になれ』
『医者?アホな事言いなはんな!』
『♪死んで花が咲くかいな~』
藤吉は団吾に感心した。
「すごいな。こんな東京の噺まで勉強してはったんやな」
話は、この男大金に目がくらみ死神との掟を破ってしまいます。
そして死神に捕まって人間の寿命のろうそくが並んでいる所へと連れていかれるのです。
『これが皆人間の寿命や』
『この目の前の半分ぐらいの長さで威勢よう燃えてんのは誰のでんねん?』
『そらお前が大金もろうて助けた病人や』
『さよか。元気になりましてんな。あれその横のは?暗うて短うて今にも消えそうな…。あっこれまさか…』
『そうやこれが藤吉お前や。消えそうや。消えたら命ないで。お前の寿命はもっと長かったのに欲張り過ぎたんや。気の毒に。もうじき死ぬで』
『命が助かるんやったら何でもする。まだまだ俺にはやり残した事がぎょうさんあるんや!」』
『ほなここに灯しかけのろうそくがある。これにその消えかかってる火ぃを移すんや。あんじょう移せたら助かるかもしれん』
『分かりました。はよ貸しとくなはれ』
『はよせんと消えるで』
『横からゴチャゴチャ言いなはんな!』『♪死んで花が咲くかいな~』
『そない震えたら消えるで。消えるで。ああ…消えた』
(倒れる音)ドサッ
万丈目はそのリアリティに感嘆した。
「すごいわ。ラジオやのにろうそく消えたん見えたわ」

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