西郷どん(せごどん)の追加キャスト発表
twitterより
14日、NHK大河ドラマ「西郷どん」の追加キャストの発表が行われました。
その数、大量21名。
徳川慶喜は、松田翔太。小松帯刀は町田啓太。桂小五郎は玉山鉄二といったところが配役され、「イケメン度が増した」ともっぱらの評判です。
また、その他でも・・・
「ガチっぷり最高」
「どんだけ豪華なんだ!」
「ヤバイ!興奮してきた」
といった、歓迎の声があがっています。
しかし、追加キャストに歓喜する人達がいる一方で、篤姫との被りを指摘する声も聞こえてきます。
そこで、この記事では「西郷どん」と「篤姫」のキャスト被りを比較・検証したいと思います。
※「西郷どん」が分かる&楽しくなる! 感想・実況まとめは、コチラ → 西郷どん 感想まとめ
西郷どんの追加キャスト一覧

最初に発表があった追加キャストを確認しておきましょう。
「直虎より制作費が多いのか?」
という声が出るほど豪華な布陣になっています。
役名 | 演者 | 一言 |
---|---|---|
一橋(徳川)慶喜 | 松田翔太 | 徳川最後の将軍 |
橋本左内 | 風間俊介 | 越前藩主・松平慶永の密偵 |
本寿院 | 泉ピン子 | 13代将軍・家定の母 |
松平慶永 | 津田寛治 | 福井藩主 |
龍佐民 | 柄本明 | 愛加那の叔父 |
石千代金 | 木内みどり | 龍 佐民の妻 |
奄美のユタ | 秋山菜津子 | 愛加那相談相手 |
富堅 | 高橋努 | 愛加那の兄 |
里千代金 | 里アンナ | 富堅の妻 |
川口雪篷 | 石橋蓮司 | 沖永良部の流人で偏屈な書家 |
土持政照 | 斎藤嘉樹 | 沖永良部の島役人 |
土持鶴 | 大島蓉子 | 政照の母 |
田中雄之助 | 近藤芳正 | 薩摩藩士で、奄美の代官 |
木場伝内 | 矢田歩 | 薩摩藩士で、見聞役として奄美大島に赴任 |
おゆう | 内田有紀 | 祇園の芸妓 |
虎 | 近藤春菜 | 京の旅籠「鍵屋」の仲居 |
小松帯刀 | 町田啓太 | 島津家家老・島津久光の側近 |
近衛忠煕 | 国広富之 | 幕末の公卿・五摂家筆頭 |
桂小五郎 | 玉山鉄二 | 長州を代表する志士で、維新三英傑の一人 |
勝海舟 | 遠藤憲一 | 「江戸城無血開城」を果たす幕末の傑物 |
岩倉具視 | 笑福亭鶴瓶 | 下級の公家出身の維新の十傑の1人 |
いかがでしょうか?
ほんわかした薩摩藩時代から、激動の時代にふさわしい実力派のキャスティング。
玉山鉄二、遠藤憲一、笑福亭鶴瓶の並びは重厚感さえ感じさせますね。
さらに、注目の桂小五郎はイケメンの系譜をしっかり踏んでいます。
谷原章介→及川光博→東山紀之→玉山鉄二
一見すると文句のつけようのないキャスティングですが、冒頭に記した「篤姫」被り問題が指摘されています。
ちなみに詳細なキャスティングまとめはコチラ → 大河ドラマ2018 西郷どん キャスト一覧
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西郷どんと篤姫の被りキャスト
指摘のあった被りは、実際どうなっているのか?
表にまとめました。
演者 | 西郷どん | 篤姫 |
---|---|---|
瑛太 | 大久保利通 | 小松帯刀 |
松坂慶子 | 西郷満佐子 | 幾島 |
松田翔太 | 徳川慶喜 | 徳川家茂 |
沢村一樹 | 赤山靱負 | 小松清猷 |
佐々木すみ江 | 熊吉の祖母 | 菊本 |
現在確認できている範囲では、以上のメンバーです。
ややこしいですねw
確かに、大河ドラマに出る人は、別の大河ドラマにも出がちなので、他の作品でも被ることはあります。
しかし、今回は似通った時代で1人の役者が別人物を演じる点が問題です。
両方の作品を観る大河ドラマファンにしてみれば、「混乱してしまう!」と声をあげたくなる気持ちは分かります。
ちなみに篤姫の放送は2008年。
西郷どんは2018年。その間10年。
10年も経てばリセットするのか?
それともたったの10年なのか?
記憶力は個人差があるので、
何とも言えないところもありますが…。
例えば、10年経ってもさほど容姿の変わらない瑛太さん。大河ドラマファンなら小松帯刀のイメージが残っているのではないでしょうか?
そうすると、小松帯刀のイメージが視聴のノイズになるのは間違いなさそうです。
その点で、今回の発表に対し若干不満の方々がおられたように思えます。
もしかしたら、これが20年期間が空いていれば状況は変わったかもしれません。
その間に役者の方の新陳代謝が起こると考えられますし、20年経てば役者さん自体のイメージも変わってきていそうです。
なにぶん人気の幕末ということで、放送のスパンが短くなってしまうのは宿命かもしれません。
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脚本家とキャスティングの関係
少し話は変わりますが、今回の発表で脚本家とキャスティングの関係に注目した声もあがりました。
脚本家中園ミホさんが手掛けたドラマと西郷どんのキャストの一致を指摘した声です。
これは、混乱を招くような話ではなく、むしろ役者さんとっては名誉なこととも言える話です。
キャスティングを決めるのは基本的にプロデューサーのお仕事ですが、脚本家の影響も大きいと言われます。
あてがき(予め演者を決めて脚本を書くこと)という言葉があるくらいです。
ですから、役者さんが良い仕事をしていれば、同じ脚本家が担当する別作品からお呼びがかかるケースも往々にして起こります。
言いかえれば、脚本家単位でキャスティングをチェックすると、「誰がハマった」のか分かるということです。
ということで、中園さんが担当した朝ドラ「花子とアン」と「西郷どん」のキャストを比較してみました。
西郷どんと花子とアンのキャスト比較
演者 | 西郷どん | 篤姫 |
---|---|---|
近藤春菜 | 虎 | 白鳥かをる子 |
高梨臨 | ふき | 醍醐亜矢子 |
鈴木亮平 | 西郷隆盛 | 村岡英治 |
町田啓太 | 小松帯刀 | 村岡郁弥 |
四人の被りが確認されました。
注目はハリセンボン・近藤さんです。
純粋な俳優さんではないにも関わらず、立て続けに中園作品への出演。
まさにハマった典型と言えそうです。
キャラが立つので使いやすいという側面があるのかもしれませんが、鶴瓶さんのようにお笑いをやりながらも個性派俳優の道に進むルートもありそうです。
そして、中園ミホさんの代表作と言えるドクターX。
西郷どんとドクターXのキャスト比較
演者 | 西郷どん | ドクターX |
---|---|---|
内田有紀 | おゆう | 城之内博美 |
遠藤憲一 | 勝海舟 | 海老名敬 |
藤木直人 | 阿部正弘 | 近藤忍 |
西田敏行 | ナレーション | 蛭間重勝 |
こちらもしっかり被ってますね。
出演者が多いので、見落としもあるかもしれませんが、少なくともこれだけの被りがあります。
この観点から言えば、いまだに公表されていない坂本龍馬のキャスティングが予想できるかもしれません。
ドクターXや花子とアンの出演者からの抜擢。
例えば、永山絢斗。
瑛太との兄弟共演・・・あるかもしれません。
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まとめ
ということで、NHK大河ドラマ「西郷どん」の追加キャスト発表に対する反応からアレコレ調べてみました。
ちょっと視点を変えると、ドラマの見え方も異なってくるので面白さが増しますね。
エンターテイメント性の高い作品となった今作。そして、面白さに深みを持たせる予感の追加キャスト発表。これからますます西郷どんから目が離せなくなりそうです。
※これまでの感想・実況まとめは、コチラ → 西郷どん 感想まとめ