TOP
今回は、たこ足配線による発火を取り上げます
twitterより
寒い季節、暖房など消費電力が多い電気製品を使う時期に、たこ足配線による発火が、近年増えているとNITE(製品評価技術基盤機構)が注意を呼びかけています。
実際にどれくらい発火事故が増えているのか? そのデータを次のように時事通信が報じています。
スポンサーリンク
NEWS
延長コードの使用を誤り発火するケースが多発 たこ足配線に注意
(抜粋)
NITEによると、延長コードや差し込み口が複数あるテーブルタップなどの電気配線器具の製品事故のうち、火災を伴うものは2015年度までの5年間に197件発生。11年度は25件だったが、15年度は48件と2倍近く増えた。
滋賀県では15年1月、テーブルタップに電気ストーブとこたつ(計1770ワット)を接続して使用し、接続可能な許容量を超えたため、タップとコードのつなぎ目付近から発火。火災が起きた。
NITEによると、電気ストーブや電気温風暖房機、オイルヒーターなど消費電力の大きな製品の中には延長コードやテーブルタップの使用を禁止しているものがある。取扱説明書を確認してほしいと注意を促している。
また、延長コードやテーブルタップの電源コードをねじったり、何度も踏みつけたりすると、コードの芯線が断線、発火の原因となる。束ねたコード部分から異常発熱することもある。
http://news.livedoor.com/article/detail/12694304/
スポンサーリンク
事故の事例

実際に起きた事例を紹介します。
- 平成26年1月、兵庫県、70歳代・男性、軽傷
- テーブルタップに電気製品を接続して使用していたところ、テーブルタップの電源コードを気づかずに繰り返し踏みつけたため、コードが断線して発火し、1人がやけどを負った。
- 平成27年1月、滋賀県、40歳代・男性、拡大被害
- テーブルタップに電気ストーブとこたつ(合計1770ワット)を接続して使用していたところ、テーブルタップの接続可能な最大消費電力(1500ワット)を超えていたため、コードプロテクター付近から発火し、周辺を焼損した。
- 平成27年3月、神奈川県、10歳代・50歳代、女性、死亡
- テーブルタップの電源コードに他のテーブルタップを「ねじり接続」して使用したため、接続箇所から発火して、住宅の一部を焼損し、2人が死亡した。
- 平成28年2月、富山県、年齢性別不明、拡大被害
- マルチタップに照明器具の電源プラグを長期間接続した状態で使用していたところ、接続部にほこりが蓄積して「トラッキング現象」が生じて発火し、2階を全焼する火災が発生した。
NITE 主な事故事例と注意事項から引用
みなさんの反応
ご自身の家庭の配線はもちろんのこと、高齢者のお家の配線も確認してあげたいですね。
スポンサーリンク