イギリスで硫酸をかける事件が急増
ロンドンなどイギリスへ
海外旅行を考えている人は、覚えておくべき情報です。
NHK WEBによると
交際のもつれによる腹いせや、強盗目的で
相手に硫酸をかける事件(Acid attacks)が急増しているとのことです。
硫酸を浴びせられると
重度のやけどで皮膚がただれたり
失明する危険もあります。
こうした事件は
2015年 261件
2016年 431件
そして・・・
2017年は、現在で503件と、
すでに昨年の数を上回っている状況です。
イギリス国内では
国民に不安が広がっているとのことです。
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イギリスの報道は?
華々しく世界陸上を開催している
イギリスでまさかの事態ですが・・・
この件について、詳しく知りたいと思い
調べたところ、イギリスでの報道記事がありました。
それがコチラです。
UK acid attack survivors call for tougher sentences
https://www.reuters.com/article/us-britain-attacks-acid-idUSKBN1AJ0EP
直訳すると、
「イギリスの硫酸攻撃被害者は厳しい文章を要求」
ですが、記事内容を考慮すると
厳しい文章は、厳格な条件といった意味になりそうです。
この記事では、大筋はNHK WEBの通りですが
加えて、ある被害者が被害にあった状況
そして、被害後の苦しい生活について
詳しくレポートされています。
また、顔面がやけどでただれてしまった
被害者のインタビュー動画も掲載しています。
実際の映像をみると、
この硫酸攻撃がいかに、恐ろしいものか伝わってきます。
その他、NHKの記事ではさらった飛ばした
2015年7月に施行された2ストライクルールの問題に言及しています。
イギリス+硫酸 = ジョン・ヘイグ

なぜ硫酸攻撃の事件が急増しているのか?
その背景が気になるところです。
もしかしたら、
「イギリス」「硫酸」というキーワードで
ジョン・ヘイグを思い出した方もいるかもしれません。
ジョン・ヘイグは、有名な連続殺人犯。
「『CORPUS DELICTI』が無ければ罪に問われない」
という法律の条文を誤解し、
「殺人を犯しても死体が発見されない限り罪に問われない」と考えて
被害者の遺体を硫酸で溶かして処分していました。
そして、警察官から尋問を受けた際に
『彼女を殺したのは私ですが、
硫酸で跡形もなく溶かしてしまったから殺人事件として立件できませんよ。』
と笑顔で答えたという。
結果、ヘイグの証言から、遺留物を発見。逮捕→絞首刑となっています。
彼が誤読した『CORPUS DELICTI』は
直訳で「死体」であるが、法律用語としては「犯罪構成要件」。
死体が硫酸で溶けても、
殺害の証拠が見つかれば逮捕されることが分かっていなかったのです。
ちなみに、ヘイグの異名は
The Acid Bath Murderer(硫酸風呂の殺人者)です。
この事件が改めてクローズアップされるような
事件がイギリスで起きたのが背景なのか?
はたまた、南アジアでよく聞く報復手段
ということで、移民が増えたということがあったのか?
など、勝手に憶測を呼んでしまいますが
上記イギリスの記事では、明確な原因は分かっていないということです。
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みなさんの意見は?
衝撃的なニュースですが、
日本での反応はどういったものがあるでしょうか?
まとめ
やはり、硫酸に対する
規制の甘さに驚く声が多いようですね。
ちなみに、
イギリスへ海外旅行に行く人には
切実な問題と思われたので
外務省の海外安全HPを確認したところ
テロに対する警戒はあるものの
「硫酸攻撃」については、注意喚起はありませんでした。
油断して良いワケではありませんが、
現状は、そういう状況のようです。。
被害者が訴えるように
今後、硫酸に関する規制がなされることが望まれます。
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